【子どもにはどっち?】日本通信SIMとIIJmioを比較|料金・速度・家族利用で選ぶポイント

- 日本通信SIMとIIJmio、子どもに持たせるならどっちがいい?
- 日本通信SIMとIIJmio、それぞれおすすめなのはどんな家庭?
子どもにスマホを持たせるとき、
「料金はどれくらいがちょうどいいのか」
「使いすぎないように管理できるのか」
「通信速度やデータ容量は足りるのか」
など、親としては悩むポイントが本当に多いですよね。
この記事では、そんな不安を少しでも解消できるように、日本通信SIMとIIJmioを”子どもに持たせる視点”で徹底比較しました。
(青文字をタップすると解説へジャンプできます。)

結論から言うと、日本通信SIMは「シンプルで余計な機能はいらない」という家庭向き。IIJmioは「データ繰り越しOK&家族でもシェア可能。ムダなく使いたい」家庭向き。
本文では、この違いをさらに具体的に比較表を交えてわかりやすく解説していきます。
子どもには低容量で十分という場合、データ容量を1GB〜3GB程度しか使わないなら日本通信SIM。
一方で「3GBではデータ不足が心配」「繰り越しがあると安心」という家庭ならIIJmioが使いやすいといえます。
項目 | 日本通信SIM | IIJmio |
1GB | 290円 | ― |
2GB | 510円 | 850円 |
3GB | 730円 | ― |
5GB | 1,170円 | 950円 |
データ繰り越し | ✘ | |
回線 | ドコモ | ドコモ/au |
- 日本通信SIMとIIJmio(アイアイジェイミオ)の比較項目
- 月額料金で選ぶなら?1GB〜3GB程度なら日本通信SIM|5GB程度ならIIJmio
- データ容量を都度購入できる?|日本通信SIM・IIJmioも可能
- データ繰り越しはできる?|IIJmioが対応
- データ超過後の使い勝手|IIJmioが快適
- 通信速度で選ぶなら?日本通信SIMがやや優勢
- 通話のしやすさ|かけ放題オプションの違い
- 初期費用の違い|どちらもかかる
- 名義変更はできる?|将来的に名義変更を考えるならIIJmio
- 契約期間・解約金|乗り換えやすさはどちらも大差なし
- フィルタリングが心配な方も安心
- 家族割やシェア機能ならIIJmio
- 海外利用はどちらもデータ通信非対応
- サポートの違いは?|アプリの機能性・安心感はIIJmio
- 日本通信SIMとIIJmioのデメリットを比較
- 日本通信SIMとIIJmioのメリットを比較
- 日本通信SIMとIIJmio、どっちがいい?
- 日本通信SIMとIIJmioの比較まとめ
日本通信SIMとIIJmio(アイアイジェイミオ)の比較項目
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子どもにスマホを持たせるとき、「料金・データ容量・使いやすさ」など、何を重視したらよいか迷う方も多いと思います。
ここでは、日本通信SIMとIIJmioを13項目で徹底比較しました。
(青文字をタップすると、各項目の詳細にジャンプできます)
比較項目 | 結論 |
月額料金 | 少容量なら日本通信SIM・5GB以上ならIIJmio |
データ容量追加 | どちらもできる |
データ繰り越し | 無駄なく使いたいならIIJmio |
データ超過後の使い勝手 | 超過時も多少快適なのはIIJmio |
通信速度 | 安定性重視ならIIJmio |
通話のしやすさ | LINE通話で十分ならオプション不要 |
初期費用 | 初期費用を安く抑えるなら日本通信SIM |
名義変更 | 将来的に名義変更を考えるならIIJmio |
契約期間の縛り | 大きな差はなし |
フィルタリング | どちらも同じ。無料ツール活用もおすすめ |
家族割・シェア機能 | 家族で使うならIIJmio |
海外利用 | どちらも国内専用と考えるべき |
サポート | アプリの機能性・安心感はIIJmio |

それぞれの比較項目ごとに、詳しく見ていきましょう!
月額料金で選ぶなら?1GB〜3GB程度なら日本通信SIM|5GB程度ならIIJmio
どちらも子ども向けに始めやすい価格帯ですが、「価格重視」で選ぶならデータ容量によっておすすめが変わります。
- 日本通信SIMプラン料金
プラン名 | データ容量 | 月額料金(税込) |
---|---|---|
合理的シンプル290プラン | 1GB | 290円 |
合理的みんなのプラン | 20GB(かけ放題付) | 1,390円 |
合理的50GBプラン | 50GB(かけ放題付) | 2,178円 |
- IIJmioプラン料金
プラン名 | データ容量 | 月額料金(税込) |
---|---|---|
ギガプラン | 2GB | 850円 |
5GB | 950円 | |
10GB | 1,400円 | |
15GB | 1,800円 | |
25GB | 2,000円 | |
35GB | 2,400円 | |
45GB | 3,300円 | |
55GB | 3,900円 |
子どもにはまずは低容量からで十分。
- 1〜3GBでシンプルに使いたい
- 使いすぎを防止したい
- データ容量を追加しながら調整したい
- 5GB程度を使いたい
- 月によってデータ量に変動がある
- データ容量を無駄にしたくない
後ほど詳しく解説しますが、IIJmioにはデータ繰り越し機能があります。データ容量を無駄にしたくないと考えるご家庭にはIIJmioが向いています。
データ容量を都度購入できる?|日本通信SIM・IIJmioも可能
日本通信SIMやIIJmioはデータ容量を使い切った場合は「低速通信」へ切り替わりますが、必要に応じて追加でデータ容量を購入することができます。
「低速では困る」「今月は使いすぎちゃった!」といった場合でもどちらも専用アプリから手軽にデータを追加できます。
- 日本通信SIM
追加データ容量 | 料金(税込) |
1GB | 220円 |
日本通信SIMの場合、データをチャージするのではなく、「上限設定値」を変更することで、通常の速度で使えるようになります。専用アプリからいつでも変更でき、即時反映されます。
・IIJmio
追加データ容量 | 料金(税込) |
1GB | 220円 |
IIJmioの場合も、チャージ後すぐに高速通信が利用可能です。
日本通信SIM、IIJmioどちらも1GBの追加料金は格安なので、必要なときにすぐ追加でき安心です。

ただし、毎月追加となると月々の負担が大きくなります。追加する前提であれば、IIJmioで1つ容量の大きいプランにしたほうが安くなることもあります。
データ繰り越しはできる?|IIJmioが対応
IIJmioは、使いきれなかったデータ量を翌月に繰り越すことができます。
無駄なく使いたい家庭には便利です。
一方、日本通信SIMは繰り越し機能がありません。
つまり、その月に使わなかったデータは失効してしまうため、繰り越しを前提にプランを選びたい方は注意が必要です。
サービス | データ繰り越し |
日本通信SIM | ✘(なし) |
IIJmio | ◯(あり) |

IIJmioは低価格帯にもかかわらず機能が充実!データ繰り越し機能に対応していないキャリアが多いなか、日常使いに重宝します。
データ超過後の使い勝手|IIJmioが快適
データ超過後の使い勝手は、IIJmioの方が快適です。
IIJmioは低速時でも最大300kbpsの速度が出るため、LINEや低画質の動画視聴といった日常的な使い方に十分対応できます。
一方、日本通信SIMは速度が公表されておらず、実際にはテキストメッセージ程度の利用が可能な速度となります。
サービス | 低速時の速度 | 使い勝手 |
日本通信SIM | 非公表 | テキストメッセージ程度のみ |
IIJmio | 最大300kbps | LINEや低画質動画も利用可能 |
どちらもSMSや音声通話は通常通り利用できるので、連絡手段に困ることはありません。
- 最低限の連絡手段だけで十分→日本通信SIM
- 使い切ってもある程度ネットを使いたい→IIJmio

データ超過後も快適に使いたい家庭にはIIJmioがおすすめです。
IIJmioは高速データ通信のON/OFFが可能
IIJmioは「高速データのON/OFF機能」があり、データ容量を節約しやすいのが大きな特徴です。
状況に応じて低速通信と高速通信を切り替えられるため、無駄なくデータを使えます。
- LINEのやり取りや通話だけでよいとき→低速通信(最大300kbps)に切り替えて容量節約
- 動画視聴やネットを快適に使いたいとき→高速通信に切り替えて快適に利用
専用アプリから簡単に切り替え可能なので、日常的に重宝します。

データ容量を効率的に使いたい家庭にとって、IIJmioのON/OFF機能は大きなメリットです。
通信速度で選ぶなら?日本通信SIMがやや優勢
通信速度で選ぶなら、日本通信SIMの方がやや優勢です。
平均速度がIIJmioよりも速く、混雑時以外は快適に利用できます。
ただし、IIJmioも日常的な使用には支障はない速度です。
- メッセージの送受信:1Mbps
- ウェブサイト、SNSの閲覧:10Mbps
- 動画の視聴(標準画質):3Mbps
- 動画の視聴(高画質):5Mbps以上
- 日本通信SIM通信速度(下り)
時間帯 | 下り速度 |
朝 | 134.25Mbps |
昼 | 9.35Mbps |
夕方 | 34.11Mbps |
夜 | 71.89Mbps |
平均 | 82.15Mbps |
- IIJmio通信速度(下り)
時間帯 | 下り速度 |
朝 | 58.75Mbps |
昼 | 19.38Mbps |
夕方 | 45.95Mbps |
夜 | 48.35Mbps |
平均 | 52.31Mbps |
日本通信SIMは昼の混雑時間帯に大きな速度低下が見られるのがデメリット。
それでも平均値はIIJmioより速い結果がでています。

子どもがLINEでのやりとりやインターネットで調べ物をする分には、どちらも十分な速度が出ていることがわかります。
通話のしやすさ|かけ放題オプションの違い
子どもにスマホをもたせると、LINE通話で十分なケースも多いですが、学校や祖父母への電話など「標準アプリからの発信」が必要な場面もあります。
そんなときに重要になるのが、かけ放題オプションの違いです。
- 日本通信SIMのかけ放題オプション
プラン名(容量) | 5分かけ放題 or 月70分無料通話 | 通話かけ放題 (無制限) | 通話料(超過時) |
---|---|---|---|
合理的シンプル290プラン(1GB) | +390円で選択可能 | +1,600円 | 11円/30秒 |
合理的みんなのプラン(20GB) | 標準付帯(選択可能) | +1,600円 | 11円/30秒 |
合理的50GBプラン(50GB) | 標準付帯(選択可能) | +1,200円 | 11円/30秒 |
- IIJmioかけ放題オプション
オプション内容 | 月額料金 | 通話料 |
5分かけ放題 | 500円 | 11円/30秒 |
10分かけ放題 | 700円 | 11円/30秒 |
通話かけ放題 | 1,400円 | ー |
日本通信SIM、IIJmioどちらも11円/30秒(22円/1分)です。
そのため、1ヶ月の通話時間が以下を超えるなら「5分かけ放題オプション」に加入したほうがお得になります。(1回5分以内の短い通話が多い前提で計算)
月18分以上通話するなら加入がお得
月23分以上通話するなら加入がお得

LINE通話で十分ならオプション不要。でも塾や祖父母への電話が多いなら、かけ放題を選んでおくと安心です!
初期費用の違い|どちらもかかる
日本通信SIM、IIJmioどちらも契約時に初期費用がかかります。
ただし、内容には違いがあります。
- 日本通信SIM
項目 | 金額 |
初期費用 | 3,300円 |
- IIJmio
項目 | 金額 |
初期費用 | 3,300円 |
SIM発行手数料 | 220円〜446.6円(タイプにより異なる) |
日本通信SIMは「初期費用」のみですが、IIJmioは「初期費用+SIM発行手数料」がかかる点に注意が必要です。
一度きりの費用とはいえ、月額料金が安いからこそ意外と気になるポイントになります。
名義変更はできる?|将来的に名義変更を考えるならIIJmio
子どものスマホ契約では、契約者を保護者、利用者を子どもに設定するのが一般的です。
将来的に子どもが成人した際、名義を子ども本人に変更したいケースもあります。
このような場合、名義変更に対応しているかどうかは重要なチェックポイントです。
事業者 | 名義変更 | 手数料 |
日本通信SIM | 非対応 | ― |
IIJmio | 対応 | 1,100円 |
日本通信SIMは名義変更に対応していません。
将来的に名義を変更する場合は、現在の契約を一度解約し、新規契約を行う必要があります。
一方、IIJmioは名義変更が可能で、手数料は1,100円。

将来的に「子ども本人の名義で契約したい」と考えている場合はIIJmioのほうが安心です。
契約期間・解約金|乗り換えやすさはどちらも大差なし
子どものスマホ契約では、子どもの成長とともにプランが合わなくなることもあります。
そのため、契約期間や契約金の有無は事前に確認しておくことが大切です。
事業者 | 最低利用期間 | 解約金 |
日本通信SIM | なし | なし |
IIJmio | 課金開始日を含む月の末日まで | なし |
どちらも解約金なしで契約可能です。
ただし、IIJmioの場合「課金開始日を含む月の末日」までは解約することができません。期間後であれば、自由に解約ができます。

どちらも長期縛りがないため、子どもの成長や利用状況に応じて気軽に使ってみることができます。
フィルタリングが心配な方も安心
子どものスマホ利用で心配になるのがフィルタリングです。
親の目が届かないところでSNSやインターネットを使っていないか、利用を制限することは大切です。
18歳未満の子どもがスマホを利用する場合、フィルタリングサービスの利用が必須です。
事業者 | フィルタリングサービス | 月額料金 |
日本通信SIM | 提供あり | 396円 |
IIJmio | 提供あり | 396円 |
日本通信SIM、IIJmioどちらもフィルタリングサービスがあるので安心です。
実は、キャリア提供のフィルタリングサービスを使わなくても、無料で安全に管理できる方法があります。
- Android:googleファミリーリンク
- iPhone:スクリーンタイム(ペアレンタルコントロール)

わが家でもgoogleファミリーリンクとスクリーンタイムを活用しています。しっかり管理できているので困ったことはありません。
月額費用をかけずに、安全にスマホを使わせたいご家庭には、こうした無料ツールの活用がおすすめです。
設定方法や制限のかかり方については、別記事で詳しく解説していますので、気になる方は合わせてご覧ください。

※iPhone向けの記事は現在準備中です。
家族割やシェア機能ならIIJmio
IIJmioは一人での利用よりも、家族で利用することでさらに、便利に使えます。
IIJmioには、家族割やデータのシェア機能があり、データ容量をムダにすることなくしっかり活用できます。
一方、日本通信SIMは家族割やシェア機能がなくシンプルな料金設計。低価格重視でシンプルに使いたい人向けといえます。
サービス | 家族割 | データシェア | その他の特典 |
日本通信SIM | なし | なし | - |
IIJmio | あり:-110円 | あり | ファミリー通話割引(8.8円/30秒)、データプレゼント機能あり |
IIJmioなら、データシェアやデータプレゼントを活用して、子どもの利用状況に合わせて臨機応変に調整可能です。
兄弟でスマホ利用を考えている場合は特に便利に使えます。
誰かが足りなくて誰かが余るという無駄がなくなり、家族全体でデータ量を最適化できるのは大きな魅力です。

シェア機能を利用する場合は契約者が同一である必要があります。別名義では利用できないので注意しましょう。
海外利用はどちらもデータ通信非対応
日本通信SIMとIIJmioの海外利用の対応状況を比較してみましょう。
海外旅行などを予定しているご家庭では、必ずチェックしておきたいポイントです。
サービス | 通話(国際ローミング) | データ通信 | 追加料金 | 申込 |
日本通信SIM | ◯ 利用可能 | ✘ 非対応 | 国際通話料金が別途発生 | 必要 |
IIJmio | ◯ 利用可能 | ✘ 非対応 | 国際通話料金が別途発生 | 不要 |
日本通信SIMとIIJmioともに海外でのデータ通信には対応していません。あくまで国内利用を前提としたサービスになっています。
そのため、海外旅行や留学でデータ通信を使いたい場合は、
- 海外用ポケットWi-Fiをレンタル
- 現地SIMカードの購入
といった代替手段を検討する必要があります。

国内のみで利用する予定なら特に問題はありません。
サポートの違いは?|アプリの機能性・安心感はIIJmio
日本通信SIMとIIJmioのサポート体制を比較してみましょう。
格安SIMには店舗サポートがないケースが多いため、困ったときにどのような窓口があるのか事前に知っておくことが大切です。
サービス | 基本サポート | AIチャット | 専用アプリ | 店舗対応 |
日本通信SIM | チャット・メール・電話 | ◯ 24時間 | あり | ✘ なし |
IIJmio | チャット・電話・X(旧Twitter) | ◯ 24時間 | あり | ✘ なし |
どちらも電話・チャットサポートが用意されているため、困ったときには対応時間内に問い合わせ可能です。
また、専用アプリからはデータ使用量の確認・プラン変更・契約情報の管理などが簡単にできます。
IIJmioのアプリは子ども(利用者)用表示あり!
IIJmioのアプリは、契約者と利用者で確認できる画面が変わります。
- 契約者:データチャージや請求金額も表示
- 利用者:データ残量や高速通信のON/OFFのみ表示
となっています。これにより、子どもが勝手にデータチャージする心配がないので安心です。

子ども(利用者)の画面からもデータ残量の確認や高速通信のON/OFFができて便利です。
日本通信SIMとIIJmioのデメリットを比較

日本通信SIMとIIJmioの比較をして見えてきたデメリットをまとめました。先に結論をまとめると以下の通りです。
- 端末販売がない
- キャンペーンがない
- 名義変更ができない
- お昼の時間帯は混雑しやすい
- 低速モードを使いすぎると速度制限がかかる
- キャンペーンが複雑
- 待受専用には割高
- 初期費用がやや高い
それぞれ詳しく解説していきます。
日本通信SIMは端末の準備が必要
日本通信SIMは、端末の販売がありません。
そのため、新しくスマホを購入したい場合は別途準備する必要があります。
たとえば兄弟で日本通信SIMを使わせたい場合、お下がりスマホを2台・3台と用意しなければなりません。
しかし保護者の端末に残債があるなどの理由で、お下がりが難しいケースもあります。
端末の準備に手間やコストがかかる可能性がある点はデメリットです。
日本通信SIMはキャンペーンがない
日本通信SIMでは「◯ヶ月無料!」や「〇〇ポイント還元」といった期間限定のキャンペーンを実施していません。
その代わり、いつ申し込んでも月額290円からという、ずっと変わらずお得な料金設計になっています。
少しでも契約時の初期費用を抑えたい方は、「スターターパック」の利用がおすすめです。
- Web申込:初期手数料 3,300円
- スターターパック経由:初期手数料ゼロ(パック代のみ)
スターターパックはAmazonや楽天市場で販売されており、価格は時期によって変動します。

「ちょっと気になるな」と思った方は、一度スターターパックの価格を確認してみてください。
IIJmioは低速モードで使いすぎると速度制限がかかる
IIJmioの低速モードは「使い放題」ではありません。
直近3日間で「366MB」を超えて利用すると、通信速度に制限がかかります。
- 対象は低速モード時のみ
- 制限は「366MBを下回った翌日」に解除される
- 高速通信ONなら制限の影響は受けない
つまり、データ容量を使い切って低速モードで使いすぎると、さらに速度制限がかかる可能性があります。
どうしても快適に使いたい場合は、高速通信の追加チャージを検討しましょう。
IIJmioは待受専用には割高
IIJmioは格安SIMの中でも料金が安い部類に入りますが、待受専用としては割高に感じるかもしれません。
月額料金が最安でも「2GB 850円」からとなり、ほとんど使わなくてもこの金額がかかります。
たとえば、「子どもに緊急時の連絡用として持たせたい」だけなら、日本通信SIMのように「使わなければ290円」になるプランを選んだほうがコストが抑えられます。

IIJmioは「ネットや動画視聴も少し使いたい」前提ならコスパがよい格安SIMですが、待受専用で最低限だけ持たせたい場合には不向きです。
日本通信SIMとIIJmioのメリットを比較

続いて、日本通信SIMとIIJmioのメリットをまとめました。先に結論をまとめると以下の通りです。
- シンプルなアプリで迷わず使える
- 使いすぎを防げる料金設計
- 家計にやさしい
- 大容量プランならかけ放題が標準付帯
- キャンペーンが豊富
- 回線が選べる
- プランが豊富で「足りない」がない
- データのムダがない
順に詳しく解説します。
日本通信SIMはシンプルなアプリ
日本通信SIMのアプリは、とにかく画面がシンプルで見やすいのが特徴です。
シェア機能や名義変更といった複雑な機能がない分、操作画面もシンプル。
できることは、プラン変更やデータ使用量の確認・通話明細のチェックなど、基本的な機能に限られています。




直感的に操作できるため、スマホ操作に不安のある保護者の方でも安心です。
日本通信SIMは使いすぎを防げる
日本通信SIMは、データの使いすぎを防ぐ仕組みになっています。
アプリ上で「基準データ量」を設定でき、あらかじめ上限をきめておけるため、使いすぎを防ぐことができます。
たとえば、「3GBまで」と設定しておけば、3GBを超えた段階で低速通信(=短いメッセージのやりとりができる程度の速度)に切り替わります。
さらに、3GBの上限設定をしても、実際の利用が2GB未満であれば「使った分だけの請求」になるので安心です。
使いすぎを防げて子どもにも安心です。
IIJmioはキャンペーンがある
IIJmioでは、期間限定でキャンペーンが実施されています。
内容は「スマホ本体の割引」や「月額料金の割引」「データ容量の増量」などさまざまで、タイミングによっては初期費用を抑えて契約できるのが魅力です。
一方で、日本通信SIMにはこうしたキャンペーンが用意されていません。
「少しでも初期費用を安くしたい」「端末セットでお得に契約したい」という方は、まず現在実施されているIIJmioのキャンペーン内容を確認してみてください。
IIJmioは回線が選べるから田舎でも安心
IIJmioは、ドコモ回線とau回線のどちらかを選んで契約できます。普段使っている地域でつながりやすい回線を選べるのは大きなメリットです。
地方や田舎では「ドコモの方が繋がりやすい」「auの方が安定する」といった地域差がありますが、IIJmioならどちらの回線にも対応しているため、ご家庭の状況に合わせやすいのが魅力です。
また、手数料はかかりますが、契約後にドコモ↔auへ回線を切り替えることも可能です。
日本通信SIMとIIJmio、どっちがいい?
ここまで、気になるポイントを比較してきました。
最後に、それぞれの特徴をふまえて「どんな家庭にどちらがよいのか」整理してみましょう。
日本通信SIMが向いている人

- 1〜3GBでコスパを最優先に考えている
- 必要に応じてデータ容量を追加しながら調整したい
- 混雑する時間帯にスマホをあまり使わない
- すでにスマホを持っていて自分の最適を知っている
- 余分な機能がなくシンプルがいい
日本通信SIMの魅力は、何といってもシンプルさとコスパの良さです。
最低利用期間や解約金がないため、「まずは気軽に試したい」という家庭にも安心して始められます。
特におすすめなのは、すでにスマホを使っていて「自分の使い方はこのくらい」と把握できている方。
データ容量もシンプルに選べて、余計な機能がなく扱いやすいので、子どものスマホデビューにも向いています。

「子どもには最低限で十分。とにかくコスパ重視!」と考える家庭には、日本通信SIMがおすすめです。
実際に使ってみた感想やデメリットをまとめています。日本通信SIMを契約する前に気になる方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。


IIJmioが向いている人

- 家族、兄弟で複数回線をまとめたい
- 5GB前後でコスパを重視したい
- データ容量をムダなく使いたい
- 子どもに専用アプリを活用させたい
- データ調整が苦手で、超過後もある程度の速度で使いたい
IJmioは、高機能なのに低価格というのが大きな特徴です。
データ繰り越しや、シェア機能などの便利な機能も揃っているため、家族全体でのスマホ代節約に向いています。
また、スマホデビューで「どのくらいのデータ容量が必要かわからない」という家庭でも、プラン・機能が豊富なので安心です。
さらに、ドコモ回線とau回線から選べるため、地方や田舎でも安定した通信を期待できます。

「コスパも機能も両立したい。子どもが成長しても長く使いたい」と考える家庭には、IIJmioがおすすめです。
日本通信SIMとIIJmioの比較まとめ

日本通信SIMとIIJmioを13項目で比較してきました。
比較項目 | 結論 |
月額料金 | 少容量なら日本通信SIM・5GB以上ならIIJmio |
データ容量追加 | どちらもできる |
データ繰り越し | 無駄なく使いたいならIIJmio |
データ超過後の使い勝手 | 超過時も多少快適なのはIIJmio |
通信速度 | 安定性重視ならIIJmio |
通話のしやすさ | LINE通話で十分ならオプション不要 |
初期費用 | 初期費用を安く抑えるなら日本通信SIM |
名義変更 | 将来的に名義変更を考えるならIIJmio |
契約期間の縛り | 大きな差はなし |
フィルタリング | どちらも同じ。無料ツール活用もおすすめ |
家族割・シェア機能 | 家族で使うならIIJmio |
海外利用 | どちらも国内専用と考えるべき |
サポート | アプリの機能性・安心感はIIJmio |
日本通信SIM・IIJmioはどちらも料金は良心的で、ご家庭の使い方や重視するポイントによって、選ぶプランが変わってきます。
どちらを選んでも「子どもに合ってるかな?」と不安になることもあるかもしれません。
しかし、まずはそれぞれの特徴や違いを理解したうえで実際に使ってみることで「やっぱりこっちのほうがいいな」という判断もしやすくなります。
この記事を参考に、安心してスタートできたら嬉しく思います。

どうしても迷ってしまうという方は、まずは!エリアが広く安心感のあるIIJmioの5GBプランから検討してみてください。