【親の本音】小学生を一人で遊びに行かせるのはまだ不安…安心のためにできること


◯時に〇〇ちゃんと遊ぶ約束した!
小学生になると、こんな約束事が増えてきますよね。
学校終わりに友達と約束事をして楽しんでいる姿を見ると親としてはホッとしますが、「いつまで送り迎えが必要なんだろう?」と疑問に思うこともあるのではないでしょうか。
我が家の小学3年生の娘はまだまだ私の送り迎えですが、周りを見るとスマホを持たせていて子どもだけで遊びに行かせている家庭や、ちょっとした買い物を子どもだけで経験をさせている家庭もあり、親の考え方の違いを感じるようになりました。
小学生を一人で遊びに行かせることに正解はありませんが、この記事では一個人の体験や調べた情報をもとにまとめています。同じように悩んでいる保護者の方に、少しでも参考になればうれしいです。
小学生を一人で遊びに行かせるのは何年生から?

小学校低学年でも一人で遊びに出かけている子を見かけます。
私自身、子どもの世界を大事にしたいと思いつつも、やっぱり一人で遊びに行かせるのはまだ心配。

自転車が危ないから、徒歩ならいい?
学区内なら大丈夫?
判断に迷う場面は多いですよね。
高学年になると一人で遊びに出かける子が増え、スマホを持っている姿もよく見かけます。
時間を意識しながら遊んでいる様子を見ると、親との約束をしっかり理解しているのだと感じます。
結局のところ、何年生から一人で遊びに行かせるのがいいかは、家庭の状況や子どもの成長によって変わります。
安心して遊びに送り出すために大切なのは、事前に交通ルールや家庭での約束ごとを決め、しっかり守れるようになってからがよいですね。
不安の原因

「もしかして過保護なのかな?」と感じつつも、やっぱり心配な気持ちは消えません。実際にママ友に聞いてみても、同じような不安を抱えている人が多くいました。
迷子や道に迷うのが心配
子どもは方向感覚がまだ未熟です。特に方向音痴な子の場合、帰り道を間違えてしまうのでは?と気になります。
時間の管理ができるか
「約束の時間に帰ってこられるかな?」という不安を多くの親が感じています。時計を見られるだけではなく、「なぜその時間に帰らないといけないのか」を理解できるかが大切です。
防犯や事故の心配
防犯上の不安はどの家庭でも大きな心配ごとです。また自転車や横断歩道、車通りの多い道など、事故につながるリスクが気になります。
緊急時に連絡が取れない不安
トラブルや困ったことがあったときに、すぐに親に伝える手段がなければ子どもは不安になってしまいます。親としても、連絡が取れないのは大きな心配ごとです。
地域や家庭の状況によって変わる

子どもを一人で遊びに行かせるかどうかは、年齢だけで決めることではありません。
住んでいる地域の環境や、家庭の事情によっても大きく変わります。
都会と地方で交通事情や治安の違い
都会では車や人通りが多く、交通事故や不審者への不安が強くなります。一方、地方では車社会のため歩道が整備されていなかったり、遊び場が遠い場合もあります。治安や交通事情を考えて判断する必要があります。
兄弟がいるかどうか
上の子と一緒なら安心して送り出せる家庭が多いです。逆に一人っ子や一番上の子の場合は、一人遊びに送り出すタイミングが難しく感じやすいです。
共働き家庭かどうか
共働きで親の目が届きにくい場合、遊びに行かせるときの不安は大きくなります。逆に在宅勤務や専業主婦(夫)の家庭では、比較的柔軟に送り迎えや様子を見に行くことができます。
「無料でできる」不安を減らすためにできること5選

周りの家庭を見ていると、事前に少しずつ練習してから一人で遊びに行かせているケースが多いです。
いきなり「一人で遊びに行ってきて」と言われても、子どもにとっては不安でハードルが高く感じられます。

ここでは、一人で遊びに行かせる場合に取り入れやすい対策や工夫を5つ紹介します。
少しずつ行動範囲を広げていく
最初は通り慣れた道や見慣れた場所だけに限定するのが安心です。近所の公園や友達の家など、親も安心できる範囲から始めるのがおすすめ。

我が家の方向音痴な娘は、近所なら余裕ですが、少し離れると家の方向とは逆方向を指さしたりします。
子どもによって得意・不得意があるので、慣れてきたら少しずつ行動範囲を広げていくことで、子ども自身も成功体験を積み重ねることができます。
親も一緒に行って帰宅ルートを確認する
一人で遊びに行かせる前に、まずは親子で一緒に行って帰宅ルートを確認しておきましょう。横断歩道の渡り方や車通りの多い道など、危険な場所は何回も子どもに説明することが大切です。
我が家では、一人で遊びに行くのは家の近所だけに限定していますが、それでも途中まではついて行っちゃいます。車通りがないとはいえ、「道路のど真ん中を歩かないでね」と声をかけながら何度も教えています。
子どもも安心できるようで「次は一人でも行ける!」と自信につながっているようです。
家庭内のルールを決める
考え方やルールは家庭によって異なりますが、最低限のルールとしては「誰と遊ぶのか」「どこで遊ぶのか」「何時から何時まで」は確認しておくのがおすすめです。
さらに、「遊ぶと決めた場所以外には行かない」や「行き帰りの道路では遊ばない」など、地域や状況に応じてルールを決めると安心です。

こうしたルールは親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に考えることがポイント。
なぜこのルールが必要なのかを理解できると、子ども自身も守ろうという意識が高まります。
よく遊ぶ子の親と連絡先を交換しておく
子ども同士で遊ぶ約束をしても、急な予定変更や帰りが遅くなるときには親同士の連絡が欠かせません。よく遊ぶ子の親とは、事前に連絡先を交換しておくと安心です。
特に低学年のうちは、子どもの説明だけでは状況を正確に伝えきれないことも多いです。気軽にやりとりできる連絡手段があると、いざというときに心強いですね。
交通ルールを教える
一人で遊びに行かせる前に、基本的な交通ルールは”繰り返し”教えておきましょう。横断歩道の渡り方や信号の待ち方、自転車に乗るときのルールなどは、普段の生活の中で少しずつ身につけることが大切です。
信号のある交差点ならまだ分かりやすいですが、信号のない横断歩道や点滅信号の道などは危険が多く注意が必要です。親子で一緒に歩きながら確認すると実践的に覚えやすいです。

日にちが経つとルールを忘れてしまうこともあるため、何度も繰り返し伝えて習慣にしておくと安心です。
「有料でできる」不安を減らすためにできること4選

無料でできる対策はしつつ、さらに有料の対策を取り入れると安心感が高まります。
ここでは、一人で遊びに行かせる際にあると安心な対策を4つ紹介します。
防犯ブザーを持たせる
防犯ブザーは、子どもが危険を感じたときにすぐ周囲に知らせる必須アイテムです。
カバンにつけたり、服に取り付けておくだけで、いざというときの備えとして有効です。
ただ、防犯ブザーを持たせるだけでは、親がすぐに助けに行けるわけではなく、まだ心配は完全にはなくなりません。
「防犯ブザーだけでは心配」という方には、GPS機能つきの防犯ブザーもおすすめです。大多機能で評価も高く、安心感が更にアップします。
GPSを持たせる
子どもの居場所や移動履歴を見守りたいときに便利なのがGPS端末です。
GPS端末を持たせることで、スマホを持たなくてもおおよその位置を確認することができます。
GPS端末には、リアルタイムで居場所を確認できるものや設定したエリアから出ると通知が届く通知機能付きのものもあります。寄り道をしていないか、別の場所で遊んでいないかすぐ気づけるため、親としても安心です。
さらに「メッセージも送りたい」という場合は、ボイスメッセージ機能付きのGPS端末もおすすめです。
格安SIM×お下がりスマホを持たせる
一人で遊びに行く際、連絡手段としてスマホを持たせるなら、格安SIMを入れたお下がりスマホがおすすめです。
新しく購入するよりも費用を抑えられ、子どもが使う機能として十分。
格安SIMを入れることで、必要最低限の通話やメッセージのやりとりが可能になります。
さらに、子どもの居場所も確認でき、LINE通話やビデオ通話といった連絡手段も活用できます。使っていないスマホを活用したい家庭に特におすすめ。
電話やLINEなど、シンプルな使い方を想定してスマホを持たせる場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

格安SIM×GPS機能付きスマートウォッチを持たせる
「スマホはまだ持たせたくない、でも連絡手段やGPSの機能はほしい」という家庭におすすめなのが、格安SIMを入れたGPS機能付きスマートウォッチです。
カバンを持ち歩かない子は、スマホを嫌がることもあります。一方でスマートウォッチなら腕に身につけられるため、置き忘れの心配がなく安心です。
友達と遊びに行くときや習い事などで便利に使えます。
特に「スマホはまだ早いかな」と考える家庭や、低学年の子におすすめです。

商品説明欄には動作確認済みのSIMカードが記載されています。
コストをできるだけ抑えたい場合は、HISモバイル(音声通話)1GBプランがおすすめ。データ使用量が100MB未満の月は280円で利用でき、基本料金を抑えられます。
まとめ:小さな経験は大事
安心して子どもを送り出せるように、できる対策を紹介しました。
- 少しずつ行動範囲を広げていく
- 親も一緒に行って帰宅ルートを確認する
- 家庭内ルールを決める
- よく遊ぶ子の親と連絡先を交換しておく
- 交通ルールを教える
- 防犯ブザーを持たせる
- GPSを持たせる
- 格安SIM×お下がりスマホを持たせる
- 格安SIM×GPS機能付きスマートウォッチを持たせる
子どもを一人で遊びに行かせる年齢に「正解」はありません。
子どもによって、得意不得意があり、家庭や地域の状況でも変わります。
だからこそ、無理のない範囲で小さな経験を積ませてあげることが大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が悩んでいる保護者の方の参考になればうれしいです。

私は、子どもの格安SIM選びをサポートできるよう他の記事も書いています。
使用目的に合った最適なSIMを知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
